2011年4月2日土曜日

希望への歌「しあわせ運べるように」

「しあわせ 運べるように」 という歌が あります。

神戸市立明親小学校 臼井真先生が
阪神・淡路大震災から 約2週間後に 作られた歌です。



臼井真先生が 歌を作った思いを 記しています。

生まれ育った 神戸市東灘区の自宅は 全壊
勤務先である小学校も 2千人以上の方々の
避難所という状況の中で 親類宅で創作しました。

私は、
自分が生まれ育った神戸の街が瓦礫と化し
変わり果てた状態になった時に
初めて自分は神戸という街を
とても 深く愛していたのだということを 知りました。

あんなに 悲しいことがなければ
永遠に 気づかなかったことかもしれません。

この歌を 作った時ほど
胸が痛く 切ない気持ちに なったことはありません。

その時に 私は 神戸の街を
人間のようにとらえて 思いを綴っていました。

神戸の街は
傷ついただけなんだ、死んではいない。

神戸に 住んでいる
子ども達の 清らかな歌声が
苦しんでいる神戸の街に 響きわたれば
いつの日にか 必ず
傷も癒され 元の姿に 戻ってくれる・・・

神戸の復興への願いをこめた 臼井真先生の歌を
今、
宮城・岩手・福島・・・
東北にかえて 復興への願いを届けたいです。
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