宮澤章二さんの
「行為の意味」の詩が
好きです。
今年の
学習発表会で
T小学校の
5年生が朗読していました。
「行為の意味」
宮澤章二
― あなたの
<こころ>は
どんな形ですかと
ひとに聞かれても
答えようがない
自分にも
他人にも
<こころ>は見えない
けれど
ほんとうに
見えないのであろうか
確かに
<こころ>は
だれにも見えない
けれど
<こころづかい>は
見えるのだ
それは
人に対する
積極的な行為だから
同じように
胸の中の
<思い>は見えない
けれど
<思いやり>は
だれにでも見える
それも
人に対する
積極的な行為だから
あたたかい心が
あたたかい行為になり
やさしい思いが
やさしい行為になるとき
<心>も
<思い>も
初めて美しく生きる
― それは
人が人として
生きることだ
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