2015年6月13日土曜日

親も子どもも命がけです

親のためのセミナー
~楽しく子育自分育ち~の
ファシリテーターをつとめています。

7回コースのセミナーで
お母さん達から様々な悩みがでます。

子育て中の
お母さんたちの役に少しでも
たてたらいいなぁと思っています。

子どもが生まれた時のことを
思い出してほしいなぁと思い
ある助産師さんのお話を紹介します。


≪助産師さんのお話から≫

赤ちゃんを産む時、陣痛があります。

陣痛は初産で約24時間
2人目以降で約12時間続き
妊婦さんの中には
この陣痛がとても苦しいので
「産む側は大変
赤ちゃんは生まれてくる側でいいなぁ」
と言う方もいます

しかし、赤ちゃんの方が
妊婦さんの何倍も苦しいのです。

子宮は筋肉で
収縮したり緩んだりするのが陣痛です。

陣痛が始まり、子宮が収縮すると
赤ちゃんは首のところを
思い切り締め付けられ
へその尾からの酸素が途絶え
息ができなくなるそうです。

子宮の収縮は約1分間
その間、思い切り首を締められ
息ができないのです。

1分たつとまた子宮は緩み
また陣痛で1分息ができなります。

しかも、
陣痛の間隔はだんだん狭くなります。

この陣痛に
耐えられなければ赤ちゃんは死にます。

まさに命懸けです。

だからこそ、赤ちゃんは慎重なのです。

陣痛がおこるためには
陣痛をおこすホルモンが
必要らしいのですが
このホルモンを出しているのは
お母さんではなく、なんと赤ちゃん自身。

赤ちゃんはとても賢く
自分自身で自分が
今陣痛に耐えられる体かを判断します。

そして、
一番いいタイミングで
自分の生まれてくる日を選ぶのです。
(そう考えると、誕生日も
 自分が選んだ日なんだと思えます)

また、急に激しい陣痛を
起すと命が危いので
最初は陣痛を起こすホルモンを
少ししか出さず様子を見て
ホルモンの量を調整するらしいのです。

赤ちゃんの中には
予定日を過ぎてもなかなか
生まれてこない赤ちゃんもいます。

途中で、陣痛を止める赤ちゃんもいます。

そういう赤ちゃんを
「うちの子はノンビリしている」
と思うお母さんもいますが
その時、赤ちゃんは必死なんです。

生まれて来ないのは
赤ちゃんが
「今の体では陣痛に
 耐えられず死んでしまう」と
自分で判断しているからだそうです。

赤ちゃんは
みんな、自分で判断して
自分の意志で生まれてきます。

「生まれたくて生まれたんじゃない」
なんて人はいません。

すべての赤ちゃんは
その日を自ら選んで生まれてきます。

生きるか死ぬかの狭間の中
あの小さな体で
必死に生きようと頑張っているのです。

子供を授かることもそうですが
出産は母親にとっても
赤ちゃんにとっても
すべてが奇跡の連続なんです。

誕生日も命を懸けて選んだ日なのです。

そう考えると
自分の誕生日が
本当に特別な日と
改めて実感できるのではないでしょうか…。


 

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