2014年10月13日月曜日

宮澤章二さんの「行為の意味」

リスクマネージメント講義で
東京の早川総合法律事務所
早川修弁護士が
私も好きな詩人・宮澤章二さんの
「行為の意味」の詩を紹介されました。


   「行為の意味」

―あなたの<こころ>はどんな形ですか


と ひとに聞かれても答えようがない

自分にも他人にも<こころ>は見えない

けれど ほんとうに見えないのであろうか

確かに<こころ>はだれにも見えない


けれど<こころづかい>は見えるのだ

それは 人に対する積極的な行為だから

同じように胸の中の<思い>は見えない


けれど<思いやり>はだれにでも見える

それも人に対する積極的な行為だから

あたたかい心が あたたかい行為になり


やさしい思いが やさしい行為になるとき

<心>も<思い>も 初めて美しく生きる

―それは 人が人として生きることだ


東日本大震災3.11の後
ACジャパンの広告で
宮澤章二さんの詩が毎日のように

テレビ・ラジオで流れていました。

「こころ」はだれにも見えないけれど
「こころづかい」は見える
「思い」は見えないけれど
「思いやり」はだれにでも見える


宮澤章二さんの詩
「行為の意味」からメッセージです。














   




     アルヴェ復興応援書道展より


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