2014年11月5日水曜日

徳島の板東俘虜収容所

0月末、全国社会教育大会で
四国の徳島に行く機会を戴いた時
「訪れてみたいなぁ」と
思っていたところが数ヶ所ありました・・・。

その中の一つが「ドイツ館」です。













徳島のドイツ館は
「板東俘虜収容所」があったところです。

若き日ドイツに
約1ヶ月、滞在したことがあり
「ドイツ」と聞くと親しみがあります。

また、父が旧ソビエトで
捕虜生活を送っていたので
ドイツの人たちは
どのような捕虜生活を
送っていたのか関心がありました。

また、秋田市と
ドイツ(パッサウ市)が姉妹都市という縁も。


「板東俘虜収容所」は
第一次世界大戦時に
捕虜となったドイツ兵を
人道的に扱ったということで
後にドイツの人たちからも資料館
建設運動の声があがったという珍しい所。

捕虜ではなく、俘虜と呼ばれています。













収容所の松江豊寿所長は
会津藩士の子弟で賊軍として
つらい体験をしていたことで
ドイツ人の兵士たちを
可能な限り人道的に扱ったのだそうです。

約1000名の俘虜は
地元の人たちとの交流も盛んで
パン、ベーコンやハム、
ビール作りを伝授したり
サッカーを教えたり
煉瓦つくり、アーチ型の橋の建設
西洋楽器のつくり方を指導していたそうです。













1910年代に
異国のドイツの俘虜たちと交流した
徳島の坂東地区の人たちの
心の広さ・優しさに感心するとともに
心から「ありがとう」と言いたいです。

 
 

 












小学生たちが遠足で訪れていました・・・。

きっと、先人たちの偉大さを
しっかり受け止めたことと思います。


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