2014年9月14日日曜日

重度自閉症の東田直樹さんから学ぶ

会話のできない
重度自閉症の
東田直樹さんが書かれた本
『自閉症の僕が跳びはねる理由』
『The ReasonⅠJamp』翻訳され
世界20ヶ国で読まれているそうです。

東田直樹さんを通して
自閉症の人の心の叫びを知りました。


「僕たちは、
 自分の体さえ
 自分の思い通りにならなくて
 じっとしていることも
 言われた通りに動くこともできず
 まるで不良品のロボットを
 運転しているようなものです。

 いつも
 みんなにしかられ
 その上弁解もできないなんて
 僕は世の中の全ての人に
 見捨てられたような気持ちでした。

 僕たちを
 見かけだけで判断しないで下さい。

 どうして
 話せないのかは分かりませんが
 僕たちは話さないのではなく
 話せなくて困っているのです。

 自分の力だけでは
 どうしようもないのです。

 自分が
 何のために生まれたのか
 話せない僕はずっと考えていました。

 僕は筆談という方法から始めて
 現在は、文字盤やパソコンによる
 コミュニケーション方法を使って
 自分の思いを
 人に伝えられるようになりました。

 自分の気持ちを
 相手に伝えられるということは
 自分が人として
 この世界に存在していると
 自覚できることなのです。

 話せないということは
 どういうことなのかということを
 自分に置き換えて
 考えて欲しいのです」

 <東田直樹さんの文から>


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