2011年2月12日土曜日

母国の料理・ラオスの留学生が先生


ラオス料理教室を開催!!!


母国の料理、市民に披露 秋田高専留学生、地域と交流

2011年2月7日 朝日新聞の記事から



ラオスの焼きそば
「クァミー」をつくる留学生たち=秋田市山王7丁目

秋田工業高等専門学校(秋田市飯島文京町)の
留学生が出身地のラオスや
インドネシアの料理を作って食べ、
市民らと交流する会が6日、秋田市内であった。
参加したのはアフリカや東南アジア出身の9人。
「それぞれの国の文化を紹介することで、
互いに理解できる場になれば」と
ボランティア団体が開いた。

この日作った料理はコメが原料の麺をえびやにら、
もやしと一緒に炒めるラオスの焼きそば「クァミー」と、
じゃがいもを卵の白身にくぐらせて揚げる
コロッケのようなインドネシアの「ペルケデル」。
ラオス出身の物質工学科3年、
ナンタナー・プーイさん(20)が講師を務めた。

市民ボランティア団体
「国際交流オープンクラス」(伊藤晴美代表)が主催した。
秋田高専で留学生に日本語を教える非常勤講師の
伊藤さんは
「みんな自分の国を何とかしたい
という思いで留学している。夢を話してほしい」と話し、
交流会にはオープンクラスの会員を中心に
市民ら9人も参加した。

出来上がった料理を食べながら、
話題は今冬の記録的な豪雪と自分の将来像に。
留学生たちは「寒いけれど大丈夫ですか」と
地元の人たちから声をかけられ、
「みんなで楽しく過ごしているから大丈夫」
と笑顔で答えた。

カメルーン出身、電気情報工学科5年の
ティアコ・ジュイモ・ウォルターさん(23)は
「将来は日本と母国をつなぐ仕事をしたい」と話す。
春からは東京の電気通信大学に通う。
秋田で過ごす最後の冬に「寒すぎて、冬眠したいほど」
と言って笑わせた。
「北秋田市の阿仁で2メートル近い雪の壁を見た。
あんなに高いのは初めて」と驚いていた。

機械工学科2年の
ダムリラ・ダウダさん(24)はウガンダ出身。
「ウガンダには車の組み立て工場がたくさんある。
母国で車の設計会社を作りたい」と語った。
「雪道で何度も転ぶけれど、みんな
優しくしてくれるから秋田は好き」と笑顔を見せた。

プーイさんは
「みんなと一緒に料理を作って楽しかった。
秋田の冬は寒いけど、心は温かいです」と話した。

(伊藤あずさ記)


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